風わたる彩りのまち「ウインズタウン神戸みずき台」

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風の丘からの眺め(イメージイラスト)

BACKGROUND STORY

幸せを運ぶ青い蝶

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港からそれほど遠くない山間に、見晴らしが良く、
海に浮かぶ島々を望める場所がありました。

この地は様々な雑木や花木が林立し、美しい草花が一面に咲き、
その素晴らしい景観から人々を引きつけましたが、
人々が集まる理由はそれだけではありません。
そこには古えから心を穏やかにしてくれる心地良い風が海より吹き、
その風は不思議な力を持っていたのです。

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ある住人は言いました。

この風が吹いた後に美しい草花が姿を表し一面を彩り、
花木には甘い果実を実らせたと。
同時に優雅で甘美な香りを運んできて心が癒されたとも言いました。
悪天候が続いていたある日には、風が吹くと雲が開けて畑に陽光が差し、
花を咲かして沢山の野菜を実らせました。

また別のある住人は、
この風を感じ遠く海を眺めていると不思議と心が安らぎ、
争いやネガティブな気持ちが消えて平和な気持ちで満たされると言いました。

そして住人たちの噂では、街で一番景色の良い丘の上で
この風を感じた瞬間に願い事をすると願いが叶うというのです。

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そんな幸せな気持ちになった人たちはロ々に、不思議な風が吹いた時はなぜか浅葱色の蝶が
優雅にひらひらと舞っていたと言うのです。

その不思議な風と共に現れる蝶は夜でもきらきらと光輝き、
心地良い風の音色を奏でていたと言うではありませんか。

住人たちはきっとこの蝶が幸せを運んできていると
共に住人の想いを届けてくれているのに違いないと思うようになり、
幸せを運ぶ妖精の化身であると信じるようになりました。

そして幸せの妖精がこの地を気に入って愛し続けてくれるようにみんなで街の緑を守り、
街中を美しい草花や花木で彩るようになりました。

またこの風を皆で分かち合おうと、街中を一緒に散歩したり、
ガーデニングで美しく演出された庭へ招いてランチを楽しんだり、
見晴らしが良く星空を楽しめる丘の頂上に皆で
ハンモックやテントを張って風を楽しむようになりました。
いつしか住民達の間には絆が生まれ、
お互いを思いやり、笑顔で挨拶や会話を交わすようになりました。

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今日も街は美しい草花や花木に彩られ、
道行く人たちの顔には微笑みが絶えません。
そして住人達は街で一番の見晴らしの良い丘に上がって祈るのでした。

街に幸せと平和がずっと続きますように、と。

※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

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